『親がうざい!』って感情に心を悩ませる子供は多いのではないでしょうか・・・
それは年令に関係なく、子供でも大人でもあると思います。
思春期のころは、自身の未熟さと、自立したい私に対して、今まで通りを求める親との間に軋轢が生じて『うざい』と思いました。
大人になると、守るべきもので精一杯の私に、何かと問題をぶつけてくる親に困り果てる時があります。
親と子の関わり方って本当に難しいですね。
年老いた親との付き合い方とは?私自身が悩み苦しんだ結果、いま思うことを書きます。
きっと悩んでいる人、結構多いと思うんですよね・・・解決の糸口になると嬉しいです(^^)
親がうざいのは何故?
私はいま、子供であり親です。
言葉を選ばずに話しますが、子供からうざがられ、親をうざいと思ってしまうそんな状況です。
子供からうざがられているお話はこちら⏬
息子は反抗期。高校生と言う名のチンピラを黙らせる為に私がしたこと。
さて、大人になってから親がうざいと思うなんて・・・何故そんな風に思ってしまうのか、具体的な理由をいくつかあげてみましょう。
私の話だけではなく、私の周りの話も含めて挙げてみますね。
■構いすぎな親
大人になっても仕事や、友達付き合いについて意見をしてくる親がいます。
しょっちゅう電話をしてきては家に帰ってくるように促し、根掘り葉掘り話を聞いては、自分の思う通りに動かそうとします。
いつまでも子供のままで居てほしいのか、子供を信じることができないのか、何かと口出ししてくる親には時間も奪われますし困りますね・・・
■お酒のトラブル
昔は強かったのかな?でも今は弱くなってるんですよ・・・立てなくなるまで飲んだり、記憶がなくなるまで飲むのはやめて!
たまには良いけど頻度の問題だよ!
酔うと同じ話を延々繰り返され、多くは説教で終わります(T_T)
ウッカリ電話で2時間コースなんて時もあります。
子供が横で泣いていても酔っているからお構いなしですね。
寂しい気持ち、退屈を埋める為のお酒は絡み酒に変わり、とても良いお酒とは言えません・・・
■子供への接し方
孫へ優しすぎる!ならまだ良いほうかも知れません。
勉強しろ!外へ出て遊べ!
そんなんだから軟弱だ!
なんで一位じゃなかったんだ!?
おじいちゃんやおばあちゃんから言われたら心が折れますね(T_T)
■お金の問題
悲しい話ですが、お金を求めてくる親がいます。
年金では毎月◯◯円どうしても足らないの・・・という話なら分かりますが、そうではない場合のお話です。
主にお酒や賭け事、遊びによる金欠だから悲しい(T_T)
■夫(嫁)と親の関係が悪化
結局は、我が子が言うことを聞かないのはパートナー(夫・嫁)のせいだ!というまさかの展開。
自分の親と、パートナーとの板挟みで行くも地獄、戻るも地獄です(T_T)
ここまでいかないにしても、もっと些細な問題なら毎日のように勃発しており、小さな『うざい』が蓄積されます。
親にこんな感情を持つことがいけない事だと、誰だって分かっています。何とかしてあげたい気持ちはあるけど、私にも私の生活があるから悩み苦しみます。
いつも正しく、強かった親も、体力的な衰えと共に、心も弱り、子供を頼りたくなったりワガママを言いたくなるのでしょうね。
3つのパターンの解決方法
さて【親のうざい行動】を具体的にあげてみましたが、私達は【うざい】気持ちを誤魔化し、我慢するしかないのでしょうか?
私の周りには40~50歳代の友人が多いのですが、我慢を続けた結果、親との関わりにすっかり疲弊してしまっている方、または怒りに変わり関係が悪化してしまっている方が多くいます。
そんな友人の話をよくよく聞くと、驚くことに、親に対する深い思いやりと優しさに気付かされます。
本当は親の要望に全て応えたいが、仕事や友人、夫(嫁)、子供、、、守るべきものが増え、時間的、金銭的、精神的な余裕がなく、応えてあげられない後ろめたさから『うざい』という感情に繋がっている。
つまり、【うざい】という感情には、本当は要望に応えたい【優しい気持ち】が隠されているのですね。
そして、そこに良好な関係をつくるヒントが隠されているように思いました。
親を分析してみる!
『子育てが一段落し、仕事も金銭的にも安定している時に親が頼ってきたら、出来る限り応えたい気持ちはある・・・』という訳ですね。
親がすっかり老いて、介護が必要になっていれば子供は当然のように助けるでしょう。
むしろ、元気な親が問題を起こしているパターンが多く、『できるのに何故、頼るの!?』という状況です。
そこで、親の状況を冷静に分析する必要を感じました。
親の健康状態や、パートナーの有無はとても大きな問題だと思います。
ご自身の親は下のどれに当てはまるでしょう⏬
■ 親は心身ともに自分で生活ができる身体でしょうか。
■ パートナーは居ますか?
■ 一人身の場合、ご近所から孤立していませんか?
次に、親の状況に応じた解決方法を考えてみました⏬
考え方と解決方法
親の状況を分析した後の考え方は以下の通りです。
■ 親の健康状態が悪く、自立が難しい状況の場合。
親は必ず自分よりも先に他界します。
後悔のないよう、残された時間をできる限り共有し、ワガママも聞いてあげたいですね。
■ パートナーが居なくて近所から孤立している場合。
この場合は、親が一人でいる時間をあなたが埋めるのではなく、『周囲との関わりを持つ場を作る』又は『趣味や仕事をみつけてあげる』ことにあなたの時間を使っては如何でしょう。
『父は寡黙で人付き合いが苦手だから・・・』なんて言っていると、あなたの人生は親に捧げたようなもの。
私の親も人付き合いがとても苦手で、難しいことを言っているのは百も承知ですが、親の寂しい心、退屈な時間を子供が全て埋めてあげることは不可能です。
ペットを飼ったり、パソコンを習ったり、SNSを教えるなど、とにかく外との繋がりを持つようにアドバイスし、その為にあなたの知恵や時間を注ぐようにします。
その後は少しずつ距離をあけ、自立を促しましょう。
■ パートナーが居る場合。
歳を取ると、パートナーと喧嘩ばかりしている夫婦は多いですね。
例えば、父親が問題行動をして母親が可哀想!だから私が駆けつけて・・・なんて話もよく聞きますが、これは割り切った方が良いと思います。
一時的に解決出来たとしても、同じ問題がすぐに勃発し、繰り返されるだけ。
結局は、夫婦間の問題は夫婦で解決するしかありません。
強い気持ちで放置し、様子を見るようにしては如何でしょう?
完全に関係を断つ事を勧めている訳ではなく、【親の状況と、付き合う時間】のバランスの問題です。
親がまだ自立可能な状況であれば、あなたの大切な『今という時間』は、『あなたの守るべきもの』の為に費やすべきだと思います。
その為には『ごめん!ちょっと今、忙しい!』と割り切る事も必要かと思います。
自分が老いた時にどうしますか?
さて、必ず自分にもやって来る親と同じ歳と同じ状況。
その時、寂しさや空いた時間をなるべく自分で埋めるようにしたいですね。
その為にいまからできることとは何でしょう?
友人との良好な関係
定年後もできる仕事や趣味
金銭的余裕をもつ事
ではないでしょうか。
それって、歳を取ってから急に手に入る物ではなく、今から徐々に育てていくもの。
親が元気なうちにしっかりと土台作りをしたいですね。
自分が幸せでなければ親にも優しく出来ません。
充実した生活を送るために時間を使うことは、自分にとっても、親にとっても、将来子どもに同じ思いをさせない為にもとても大切なことだと思います。
最後までお読み頂き有難うございました(^^)☆