受験生の殆どが経験する【やる気の失速】・・・
早くから頑張りだした子供ほど、秋以降に失速する傾向にあると聞きます。
モチベーションを持続するのは大人でも難しいですから無理もありませんね・・・
しかし受験前に失速することは、受験の合否よりも大切な人生をも左右するのです。
なんて言うと、大袈裟な話になりますが 笑
今日は、私がなぜそう思うのかをお話したいと思います(^^)
受験における4つのパターン
受験には4つのパターンがあります。
これは随分前に、林修先生がテレビで話していた内容なのですが、深く感銘したのを今でも覚えています。
受験においての4つのパターンは以下の通りです⏬
①最後の2ヶ月を走りきって落ちた人
② 最後の2ヶ月を走りきって受かった人
③最後の2ヶ月を力を抜いて落ちた人
④ 最後の2ヶ月を力を抜いて受かった人
この4つのパターンの内、最も悪いのはどれでしょう?
答えは・・・
最後の2ヶ月を力を抜いて受かった人です。
一つずつ見ていきましょう(^^)
①受験日まで走りきったが落ちた人
受験日まで努力を怠らず走りきった人は、結果は伴わなかったとしても自分を誇らしく思えるでしょう。
世の中には努力だけでは叶わない事もあり、残酷な話ですが、運や才能も関係してきます。
しかし結果が伴わなかった人の方が、精神的に強くなったり、教え方が上手かったりもします。
やるだけの事はやったと思える自己肯定感は、その後の人生に大きく影響するのではないでしょうか。
②受験日まで走りきって受かった人
これは一番良いパターンですね。
本人の脳には【努力=結果】と記憶され、この経験から大人になっても結果を出すために努力を惜しまない人になるでしょう。
③受験前に力を抜いてしまい落ちた人
とても辛い経験ではありますが、なぜ落ちてしまったのかは自分が一番よく理解しているはずです。
『最後に力を抜いたから落ちたんだ』という後悔は、深い反省を生み、経験が戒めとなって同じ事を繰り返さないよう頑張る人になると思います。
④受験前に力を抜いて受かってしまった人
一見受かって良かった・・・と思いますが、努力なく結果を出してしまった子供は努力の大切さを知らないまま大人になってしまいます。
そもそも、努力を知らなければ後悔も反省も生まれず、それは成長しないことを意味します。
親として、子供が寝る時間を惜しみ、時に苛つき、必死になって勉強している姿を見るのは、可哀想だと感じることもあります。
しかし、それは正に努力している姿・・・
これからの人生、大学受験に就職、家庭を持ち、子供を育て・・・その都度大きな壁にぶつかり、努力を必要とするタイミングが訪れます。
乗り越える度に努力の大切さを痛感するでしょう。
大袈裟に聞こえたかも知れませんが、受験日まで走り抜く事がいかに大切かを考えてみました。
我が家の中学3年生の息子も、うっかり力を抜きそうになっています 笑
模試の結果が良ければ力を抜く事を考え、成績が低迷してはやる気を失い歩みを緩めようとします。
私自身、日々変化する息子の気持ちを受け入れてしまった方が楽なのですが、この話を思い出し、心を鬼にして走り抜くよう話しています。
結果はどうであれ、春には笑顔がみたいから、今を頑張ろうと(^^)
この記事を見て下さった方は、きっと受験生の親、または関係者だと思います。
支える側も大変だとは思いますが、一緒に頑張りましょう☆